[クッキーがさくさくと音を立てる。口のなかに広がる味は昔と変わらず。(>>223)クッキーと紅茶を楽しんでいると、若者達の話しが飛び交い賑やかな食堂に割って入る声がオットーの耳元に届く。見知らぬ旅人が手伝いを求めている。大分困っているらしい様子に名乗り出る者が居なかったら手を貸すだろうか。他に誰かニコラスについて行く者が居れば店に戻ろうとし食堂を後にするのは変わらない。**]