[ブラオクヴェレ隊へと斥候隊の補助の指示出しを行いながら。自らは僅かに迂回路を取り、騎乗したまま浅い位置での渡河を試みていた。率いるは、公爵家の騎馬親衛隊。自らの手足のように動く集団でもある。幸い、いくつも騒動の声が上がっていて、それ以外の地への視線は手薄になっている。暗がりの中、多少時間はかかりはすれど、川を渡りきれば。] 行くぞ。[橋とは全く違った方面から、上がる炎へと馬を駆けさせた。]