腐っちゃいない、はずだが……[小声で呟きつつ、試しに少量をカップに注ぎ試飲してみた。薬的な煙の風味の奥に、仄かな甘みが入り混じり] ――好きな人は好きかもしれんなァ[反応を見てみよう、と。ティーカップに注ぐと、何も言わず、その場にいる面々の前へと差し出してみた。微妙に口元がにやついていたかもしれない]