あの魔王に地上の平穏を託すなぞ、どう見ても無理だしな。
[ うん、と頷いた直後、カヤの放った術が>>225腕の傷を癒し、身に力を漲らせる ]
ありがとう、カヤ。
[ 礼を告げた目の前でふわりと風に乗るように、カヤの体が浮き上がる>>226 ]
すごいな、風の術だけで飛行を?
[ 目を丸くして呟く。前から思っていたが、彼女の魔力の容量は、つくづく人並み外れている。それはフランも同じことだったが ]
ああ、こっちも楽に上昇できそうだ。
[ しかし、仲間と魔力を比べて落ち込むようなことは、今のアルフレッドには無縁だ。彼らを支え、先へと道を開く、それこそが己の存在の意味と胸に刻んだ決意は固い ]