― 鍛冶場 ―[呼び出された火と鉄の棲家で、懐かしいものに再会した。マーティンが振るっていた大斧。自分も持ってみたことがあるが、持ち上げるのが精いっぱいで振り回すなどとても───という代物だった。] これを打ちなおすのか?[カークの提案に、暫く考える。] ならいっそ、この形のまま小さくしたらどうだ? 手斧なら森の民でも平原の民でも使うし、 あれは道を切り拓き、整えるためのものだ。 俺たちの行く先を拓いてくれるだろう。