人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

― 南進 ―

[やがて、さほどの時を置かずして騎士団は再び隊を整え、南への進軍を開始した。
大陸からの援軍を加えて陣容を増した人間側に比べ、魔軍は絶対の支配者を欠き統率力を失い、わずかな劣勢で容易に崩れたつ。
進軍は、まさに破竹の勢いだった。

個々の魔物の中には、恐るべき強敵もいた。
毒の息を吐き、石化の視線を持つバジリスクの群れ>>4:314に阻まれ、暫し進軍は止まる。
だが石化は死ではない。毒もまた、それと知っていれば対抗策はいくらでもある。

清浄なる風の壁に守られた歩兵が巨大な盾を並べて足止めし、上空よりの呪文投射や投槍などで仕留めていく。
バジリスクが倒されたと聞けば、魔軍の崩壊はますます早さを増した。]

(239) 2014/04/13(Sun) 10:48:21 (nekomichi)

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