[Zの触手がツンツンと触れて来る。>>223内壁全体に感覚器があるワケではないらしい。ならば、やりようによっては、”消えて”しまうこともできるだろうか。奥にあるのは、玩具の素体だろうと、隠す様子もなく Z は答えた。みっしりと棘を生やした壁から反射的に離れる。だが、直感が告げていた。何もしなければ、手遅れになる、と。] 俺も魔王の素材らしいぞ。 入る資格はあるだろ。[嘯き、三つの目で進入路を探った。]