[唸るニクスをギリ、と睨むと尾を下げて、それでも未練がましく低い声をあげていた](お前が喋れて…告発してくれるなら、諦めも付くのに)[揺れたままの秤はいつまでも傾く事は無い。何処か悲しげにニクスを見つめて、ゲルトやカタリナがレジーナの傍に来るなら退いて、暖炉に更に薪をくべようと]