[ ――ふ、と。
言葉を割るようにして
ヴィクトリアの口から出た疑問>>196に答えようか。 ]
ソマリ・フォッシェル。
カレルとは同僚に当たる…のかな。
この船の船員だよ。
その彼が――――何か?
[ 何か、とは言ってみれども、
彼女の不安そうな表情からすれば、
彼女の主人の身を心配しているのは
恐らく間違いなかろうと学者には思われた。 ]
気になるなら、メイン・サロンに行ってみるかい。
[ 気をきかせて問いかけてみたけれど、
彼女の答えはどのようなものだっただろう。* ]