人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍中尉 シロウ

-旗艦ヴァンダーファルケにて-

 いーえ、もう大丈夫ですよ。
 うちの所の衛生兵、そこらの医者には負けんほど鍛えてますからね。俺がいなくても充分対応してくれてる。
 
[笑いながらゲオルグに答える。
頼み、の言葉には首を傾げ、続きを待った。
続く言葉には少しばかり不思議そうに。
何があったかは知りたい事だったけれども、どうして話してくれるのだろうと。

疑問符は顔に出ていたのだろう。ゲオルグに先回りされて言葉にされる。]

 そりゃ不思議でしたよ。
 何が起きてるのかまったく分からんかった。

 すごいもの、見れましたけどね。

[すれちがう戦艦。侵しがたい空間。
あの風景を思い出す間にも、話は続く。
そして、帝国側――シコンへ行って欲しいには、妙な声が漏れた。]

(239) 2015/11/11(Wed) 21:46:01

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