敬愛か……、ただ危険から遠ざけるだけがそれが敬愛だと言うのしょうか。あまりにも愚かですね。覚悟も何もない、ただ逃げているだけじゃないですか。[押し寄せる力に彼の額には汗が浮かぶ。答えを返せば逆上させるだけだったが、答えないわけにはいかなかった]穏便にというなら、剣を抜く前にいいなさい。私はウェルシュ様を王にするそう決意したのです。そのためなら、この命おしくはありませんよ。[いや、昔からだ。弟のように大事な青年を守れるなら彼はきっと命は惜しくなかったかもしれない*]