人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍少尉 シュテルン

[この発作の一件は、シロウと打ち解ける切欠となり。
それ以降は少しずつ、挨拶をしたり、言葉を交わしたりできるようになって。

気が付けば、養い親とはまた違う意味で懐くようになっていた。
飾らない感情の発露ができるのは、その現われ。

そうして、新たな日常の中で積み重ねた一つ一つの事象は。
見えないあかい色の向こうを追う事よりも、この場所で見える青の先を見る事を選ばせて、でも。

……何か足りない、と。
そう、思う気持ちは、棘のように刺さったまま、今でも片隅に残っていた。**]

(239) 2015/11/07(Sat) 03:25:04

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