ん、の、 …やろっ!![大剣が唸りを上げて馬を襲った>>222軍馬のように装甲をしている訳でもない剥き出しの黒肌に、ざっくりと刃が食い込み、鮮血が派手に散る。危ない。と思った瞬間、身体が反射的に動いていた。咄嗟に太刀を抱えたまま、崩れ落ちながらも気持ちの上では跳ぶように馬上を蹴る]――――ッ!![どん。という、木製の板に身体がぶつかる感触。そのままごろごろと転がって勢いを殺す]