――武器庫→メイン・サロン道中――
[ダーフィトと別れ再び一人になった私を、後ろから何かが追ってくるのを感じました。
――それは、ドロイド。
見慣れたヒューマノイドのはずなのですが、様相が明らかに違います。
普段挨拶したり、話しかけたりもしている「ソレら」ではなく。]
やだ……、どうしよ……。
(……どうして一人で来ちゃったのよ私……。
あの時ダーフィトについて来て、って頼めば良かった……。)
[初めての実戦が、このような緊急事態で起こるとは入隊する時に思うこともなく。
意地悪な運命を用意した神様と一人で行動した私自身を少し恨みましたが、周囲に人が居ないことを確認し、預かりものの弓を地面に置き、震えながら拳銃を構えました。]