いらっしゃい。
ご注文は―――……おっと危ない。
[やがてシモンがやってくれば、いつもの来客を迎える調子で声をかけようとして中断した。>>226
薪のことをフリーデルから聞きつけやってきたのかもしれないからだ。
何やら首を傾げていたがあの方向には看板くらいしかない。
もしや看板以外にも何か――。
シモンの心情知らず、そこで考えるのを止めまあいいやと流していた]
足りないです是非たらふく持ってきてくださいお願い!!
[薪、と聞けば飛びつかんばかりの勢いで叫び]
そうかー、今夜あたり雪が降りそうなんだ。
……ニコさん大丈夫かな。ちゃんと戻ってこれるといいんだけど。
[今冬、未だエルナは姿を見ていない旅人の身を案じて視線はまた外に向いた]