[パン屋を飛び出てすぐに、待ってと呼び止めるカタリナの声>>171に店先で足を止めた。
慌てて後を追いかけてくる彼女を待ちながら、バスケットからアプフェルブロートを取り出す]
カタリナ、おっせーよ!
あんまり遅いと置いてっちゃうぜー!
[もちろん、本気ではなく冗談だけれど。
野次を飛ばしながらもニッと笑って、半分にちぎったパンの、紙ナプキンの付いた方を押し付けた]
ほら、これお前のな。
とっとと腹ごしらえして、チビ羊を追っかけよーぜ!
[言うが早いか、自分の分のアプフェルブロートにかじりつく]
もぐもぐと咀嚼して、すぐさま頬を緩ませた]