[声が聞こえてくると思しき方を見る。そこに、魔女と呼ばれた人を見出して、首を傾げる。] おばちゃん …… ……ってことは、あれ? きーちゃん…?[改めて意識を研ぎ澄ませば、声の感じがよく似ている。もしも今シェットラントに話しかけているのが、記憶の奥にあるあの赤ん坊だったとしたら。妙な巡り合わせもあったものだと、可笑しくなった。]