人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

[出立は、夜が明ける前と決まった。
暗いうちに拠点を出て、総数をわかりにくくする目的だ。
分隊を発見されても、"橋"を見咎められても、
判別しづらくなることを狙う。

森に帰還した日の翌日は部隊再編に充て、
その夜には可能な限りの酒と料理が全軍にふるまわれた。

さらに翌日には軽い訓練と十分な休息が与えられたのち、夜を越え、まだ闇深い夜明け前に全軍が静かに出立する。
出陣前の言葉も無い、静かで密やかな出発だった。

それぞれが目的地に到達する頃には、空は明るくなっているだろう。]**

(238) 2016/02/20(Sat) 15:27:42

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