[ステファンがカレルに相手を請うのを聞けば、お、という顔になり、まじまじと後輩を見る。見知った相手ではあるが、ステファンの実力の程はよく知らない。滑らかな金糸を持つ物腰柔らかなこの少年がどこまでやるのかと、若干の興味の色が瞳に点った。] カレルと打ち合うなら、気をつけろよ。 こいつ、こう見えて結構すごいぜ。 実技試験も目前だ。 その湿布が役立つようなことにならないようにな。 [頑張れよ、と片目を瞑る。*]