[やがて宴が終わる頃、酔い覚ましにとバルコニーのほうへ向かえば天獄の結界の向こうに目を凝らす]セレス。[彼女の夜色の髪を指先で梳いて]ここを出たら、まずは親父殿のところに行こうと思う。親父殿も、なんだかんだ心配してるだろうし。[それに、と付け加えて]少し頼んでいたことがあるんだ。どんな話になるかはわからないけど、その結果を知りたいと思ってる。