[ 薙ぎ払った電撃の刀。
無表情は崩れ、苦しそうにギリッと唇を噛んだ。
地に伏せるようにして避け、飛んでくる文句。>>207
全部、無視して。
動かない相手の胸倉をつかんだ。
そして。
ごちん!!! ]
うっ、るさいわよ!
どうして名前なんて、呼ぶの……
振り回すのも、
……いい加減にしなさいよ。
[ 思いっきり額に向かって頭突きをかます。
胸倉を押さえているのだ。避けようはないだろう。>>207
そして、子供のときのように、ぎゅうっと抱きしめる。
泣いてなどいない、けれど。
その声色は少し、震えていた。 ]*