[言われてみればメイン・サロンってどこだっけ?
もしお姉さんが向かうなら一緒に連れて行ってもらえないだろうか。
そんな淡い期待を込めて見つめれば、何かに気づいたように出された「先生」の名前に、思わず驚きの声を上げる。]
え!先生の知り合い?俺のこと知ってるの?
俺は確かに先生の研究室に所属しているんだけど…
先生にこんな可愛い知り合いがいたなんて初耳だなぁ
[どういう関係だろう?
「先生」は基本的に研究一筋の人だし、宇宙艦の乗務員と知り合うような機会なんてあるのだろうか。今回の旅で仲良くなった?
そんな話は聞いてないぞ。ちょっと問題のある学友の世話を命じられた俺に、紹介くらいしてくれてもいいだろうに。]