偽命令として、どうして――ということ、ですか。
[一瞬、混乱する。普段は使わない思考回路であるからだ]
……えっ!? しかし、それでは、先の命令転送は――……!!
[思考している間に告げられた、カサンドラの見解(>>231)。
それでは、退艦命令の転送は、内通者の思う壺だったんじゃないかと。
そう訊ねようとして。
続いた言葉(>>232〜>>234)に、目を丸くした]
――まさか、敵の工作と承知で。それを、炙りだすために……?
[理解につれて、驚愕が意識を侵す。
自分の発想では、工作の懸念があれば、警戒を厳しくするだけで終えただろう]
……はは。どうも、敵わないな……。
[中空に、視線をやって]