[りぃぃぃん、と耳鳴りのような音が響いた刹那、金色の光に視界を奪われた。主からの警告を受けて咄嗟に転じた防護は、衝撃自体を受け止める事は出来たけれど。受けたそれに耐えきるだけの力が、私には無かった]っ───!!![風と水で編んだ防護ごと弾き飛ばされ、中腹に立つ柱にぶつかった衝撃に息が詰まる。防護がクッションとなったおかげで骨などは無事のようだが、背にはきっと大きな痣ができるだろう。舞い上がる土埃も相まって咳込むのを堪えられずも、今の光の正体を知ろうと目を凝らして]