……わるい女?
[真意がわからず訊き返した所に、耳元へ囁くような低い声>>226。
それはつまり、言われるがままの無垢な存在ではなく、あくどい手を使ってでも自らの意志を通す存在になれということで>>226]
そうですね。
国を変えていくつもりなら――それだけの強さも悪さも、身に付けないといけないのですね。
[国にとっても自分自身にとっても、これから先こそが苦難の道程となるのだろう。
それでも、その場に立つ自分こそ、対等だとローランドが認めてくれるなら。
慣れない不敵な笑顔を浮かべて、こう言ってみせるのだ]