[時間が来た。ドアが音を立てて自動的に開く。] 行くぞっ……! 離れるなよ![足で地面を蹴り、星の見えぬ深淵へと飛翔する。果ての見えぬ深淵が身を包む。この時己は何を感じられたのだろうか。それすら分からない。覚えていない。きっと感じ取る頃には―― ]