そういえば飲み物だが、カルーアミルクとかはどうだ?[少し仄かな苦みはあるけれど、基本的には飲みやすいだろうと彼女に勧めてみる。そうしてあれはどうだこれはどうだと、飲みやすそうな酒や果物、オレが以前食べたことのある菓子を見つけては半分に分け合って一緒に口にする。親父殿といたときも思ったけれど食事というのもきっと、誰かと共にしたほうが楽しい。愛するひとの好きなものを知ることができるのもそのひとつひとつが思い出になる]