─ 霊王の領域 ─
[他の何も目に入らない、
聞こえない程に集中して息を詰め
ヤコブの槍が始まりの騎竜師へと届くのを見届けて。
>>196浮かんだ笑顔のままの声で
受け止めた、と告げる言葉にやっと息を深く吐き出し]
すごい…
凄かった、ヤコブ!
シリルさんもすごかったけど、
ヤコブもグラナートちゃんもすごかった!
[そんな語彙力を忘れた感嘆は、
>>206突然響いた女性の声に途切れ、
シリルが彼女と会話を始める──というか
一方的に怒られてるのを、さっきとは違う意味で
息をひそめて見守った]