人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍少尉 シュテルン

― いつかの出来事 ―

[引き取られたばかりの頃は、何も思い出せない事に不安を感じる事の方が多くて。
特に、一人でいるとそれに囚われて──その結果、発作を起こす事が多々あった。

そんな時は大抵、縋るように括った尻尾髪を引っ張っていた。

実際に縋っていたのは、髪ではなく。
見えない記憶の中の、幼馴染の存在だったのだけれど]

(236) 2015/11/07(Sat) 03:24:52

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