人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


ダークエルフ ヴェルザンディ

― 対王子部隊 ―
[>>230 風の加護を得た矢であってもペガサスの翼を射抜くことはできず強かに打ち付けるだけだった。
通常なら容易に貫通するものを、どうやら、鍵たる男のかけた加護の魔法は余程有能らしい。
軽武装の王子を直接狙わないのは、変な場所で落ちて後方に回収され、仕留め損なうことを厭うたため。

怒りの嘶きと共に蹄を振りかざしてくるという大味な攻撃は、3人というごく少数で散会し、森の暗殺者らしい機動力を持つダークエルフを捉えるべくもなかった。
ただし、近くにいたゴブリンは不運にも何体か蹴り殺された様子。

3人のダークエルフは舌打ち一つすることなく、付かず離れずの距離を保ち怒りに任せた攻撃を仕掛け降りてきたペガサスの脚関節を狙って、2人は更に弓を射、一人はダガーでのヒットアンドウェイを狙う。
だが、惜しくもどの攻撃も外れ、旋回してオークの元に向かう王子を追う事となった。

ペガサスの機動力を殺すべく継続的に放たれる矢には毒が塗布してある。
加護の魔法でペガサスやカレルには効果を及ぼさなくても、流れ矢にあたった民兵たちは、次々泡を吹いて痙攣しながら倒れていくだろう*]

(236) 2014/09/17(Wed) 12:08:20

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