人狼物語−薔薇の下国

562 蒼海乱舞 ―蓬莱海域妖宴―


羅針の精霊師 ミヒャエル

― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―

[他方、船の柵の上を駆ける影があった>>226
 細い足場は熟練の水軍兵であっても、そうそう上に立とうと思うものではない。
 だからその動きは、どこか意識に引っ掛かるものがあった。
 或いは一列まとめて切り裂かれた船幽霊の腕を見て、かもしれないが]

 海の兵士にもそうそう出来ない動きをされるとは。
 ――いや、負けてはいられないな、これは。

[二者とも対抗をするような存在ではないのだが、そこはそれ。
 いつ止まるとも知れない船幽霊に対し、今は奮起が必要な時だった。
 再び他の船員たちに交じって、対処に駆け回る*]

(236) 2022/06/05(Sun) 22:46:30

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