[話す途中でカッと閃光が走った。神々の黄昏《ラグナロック》の発動により、雷神の槌《ミョルニル》が黒鉄の戦車に向かって振り下ろされる]……手伝ってくれるのでしょう?[いっそ無邪気な笑顔を作って小首を傾げ返してみせ]前借も所望する、ね。[笑いながら左手に銃を抜いた。戦争終結のための一撃が生み出した嵐風は、距離を離しても軍馬を押し倒さんばかりの勢いで吹き付けてくる。上官の命令>>*9に従い、混乱が起きている内にここから脱出しようと。三度目の抵抗は自分が落ちる為でなく、主《ベリアン》を落す意図で、下から右肩を狙い腕を突き上げた*]