― 卒業パーティー ―
[カサンドラ教官が入ってきた時>>+136には目を見開いて
普段は見慣れないその艶姿を追い続けていたが、
それほどでなくとも女性候補生たちはみな着飾っている。
着飾ってパーティーに集まれば自然と踊りが始まるのは
上流階級出身のものも多いから、だろうか。
ひと組が踊り始めると、皆がそれに続き始めた。
どうしても男子比率が多いパーティーでは
こんな時は身長差が厳然として物を言う。
どちらかというと身長が控えめな自分が踊ると
高確率で女性パートになるのが常だった。
だから、踊るつもりなんてなかったのだけれども、]