[これまで打ち合っていたなら駆け寄るまでは保つまい。その判断は正しかったらしく、川に大きな水飛沫が上がる。それを目端に捉えながら、掴んだロープの先に輪を作り、そこで漸く視線を川へと転じた] カナン!![空を駆ける轟音>>232に向けて、輪の付いたロープを投げつける。逆の端は自らに巻き付けて引き上げんとする態]