[信用する、ゆえに妥協はしない。] 俺はウルケル海軍を凌駕することができなかった。 帝国のメンツにかかわるから、公文書にはそうは書けないが、自分でわかっている。 ヒューペンタール提督ある限り、ウルケルの海は守られよう。 頼もしいことだ。 海路を開放したところで軍事的脅威を退ける力があるとわかった国民は安堵するはずだ。 帝国海軍恐るるに足りず、勝った《、、、》のだから、行き来の自由がもたらす繁栄を堂々と享受するがいい。 ウルケルが帝国の友たらんことを、俺も望む。 友に嘘があるのは良くないことだ。 [同じく真っすぐな視線を返す。//]