―現在軸―[忠実に命令を遂行する自身のイドが、王子の言葉を、仲間の動向を伝えてくる。それを一撫でする事で労る。カレルを促すが、素直についてきただろうか。素直についてくるなら狼の姿へと戻り、彼を背に乗せ駆け戻るだろう。その間、発達した聴覚で王の間の会話を聞く。カレルに願いは聞かなかった。優秀すぎる耳は確かに彼の願いを聞いていたから。>>70もし、彼が話しかけてきたのなら、言葉を返すだろう。話しかけられなければ無言で駆ける。王の間に付いたのは2(3x1)0分後だった。]