[放たれた矢>>229は、常の前進体型通り掲げられていた盾>>230が阻む。それだけならば大したことではなかったが、矢の衝撃だけで足元がおぼつかないなか、動きが鈍る。隊形が崩れる。それでも傭兵たちは止まらない。それは感覚というよりも、動かずにこの場に居続ければ不利どころではない。常にある死への抗いが彼らの行軍を止めないのだ]