―通信中―[ダーフィトの声音がしょぼんと落ちるのが、通信機越しにも理解できて。>>206目を見開き、唇を開きかける。](……嘘だぞ、ダーフィ。俺はここにいる。――しょうがないな)(お前はそうやって、直ぐ拗ねたり落ち込んだりするんだから…)[『メル』が苦笑して、その頭を撫でてやろうとする。 それに抗うように、『クロイツ』がその唇を閉ざす。 酷い分裂に、眩暈がした]