― 上空 ―[一通り、状況が落ち着いたのを見て取った所で、は、と息を吐く] ……どうやら、片付いた、か。[となれば、本来在るべき地に戻るのもそう遠くないはず。ならば、と見やったのは天輪湖の方。嵐龍がるぅ、と問うように鳴く] ……ああ。 こんな機会、二度あるとは思えんしな。[本来ならば天霊遺跡を離れる事はできない。自由に蒼天を舞う事は叶わない。けれど、今は。予測不可能事態の結果、それができるのだから]