[誰もいない台所で、ローズマリーからもらった林檎を齧り。]
そうそう、っと
[冷蔵庫『飯、ゴチソウサマでした。急募:肉』と書いたメモを貼りつけ。ついでに名前を隠されたビールを取り出した。]
ひとは、死ぬまでしか生きられねーからな
[ローズマリーの言う通り。>>190
誰もが何れ死ぬ。それが今日か、明日か、10年後か。
――今この瞬間かは誰も解らない。
『to David.』
『Kirk Knight』の署名の下に記した名前は、気づかれなくても構わない。明日もし自分がいなくなった時、このビールが食べるのを忘れられたサンドイッチのような末路を描くのを防ぐための。
単なる予防策だと誰に向けるでもなく言い訳をした。
――…行動に、深い意味など、ない。]**