[放たれた矢は水面を滑るように飛んでいく。
幸い、海霧の妨害は発生しなかったが]
ちっ、浅いか!
[矢は鱗を削りはしたものの、敵を倒し切れはしなかったようだ。
直後、こちらに気付いたテッポウウオが攻撃を仕掛けて来た。
水鉄砲、というよりアクアカッター並の鋭さだ]
うおっと!
[咄嗟に横に転がって避ける。
肩の辺りにダメージ判定が出たが、軽微なものだ]
――狙われたのがこっちで助かったよ。
ブレネンじゃ流石に相性が悪すぎる。
[一撃で落とせなかったのは失敗だな、と思いつつ、弓を構え直した**]