[曖昧な時間の流れが過ぎ、男は満ち足りたのか拘束を解く。瞳の奥に覗く感情は様々で、女には全てを読み取る事はできない。けれど、紡がれた言葉>>201によって、その中に疑問が混じるのは知れた]言ったでしょう?……貴方の事、気に入ったの。理由はそれだけで十分じゃないかしら。[先程とは打って変わり、見た目通りの歳を思わせる笑みを向ける。けれど男を射抜くように見つめる瞳は、変わらぬまま。その瞳は好奇の色に染まっていた]