[とはいえ、そんな明確な目的をもっていなかった自分を幼馴染>>206は察していたのかもしれない。…ああ、そういえば育ての祖父母の墓参りしないとな。明日にでもいくか。ふと思考が横道を逸れていた意識が幼馴染の真剣な眼差しで引き戻される]
じゃあ、俺の両親が誰だったのか。探してみるか。ってのは冗談だが…
[自分で言葉にして雲をつかむような話だと思う。それにしったところで何か感情を抱けるとは思えない。]
当面は、肩を並べることになるやつらを死なせないようにしてれば悔いはねーかな。
[そう、その時は口にした。
その悔いにならない。守りたいと思う最たる存在へと向けた願いはかなうことなく――*]