[兵の再編が大急ぎで行われた。
負傷の度合いや装備の配備状況によって部隊が組みなおされる。
盟主と共にサクソー川中流へ向かう兵は、平原の民や森の民750名ほど。
残る兵力は全て橋への部隊に注ぎ込む。
本隊ともいえる修道院方面隊を遊牧民たちで揃えたのは、盟主自身が彼らと長く共に暮らしていたために、彼らと行動する方がやりやすいと感じたためだった。
元正規兵たちを動かすのも、チャールズの方が向いているだろう。
橋方面に向かわせる遊牧民らは砦にいた者たちの中から100名ほどを選んだ。
カークやチャールズに恩義を感じている者も多かったから、きっと彼らの力になってくれるはずだ。]