人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

[本陣の後方で寝ていると、いろんな情報が飛び込んでくる。
前線では見えなかったものが、ずいぶんと見えるようだった。

それらの情報の中に、妙なものもいくつかあった。
たとえば「猫がいた」という斥候の報告など。

林の端に猫がいて、泥濘の罠が発動したのを見届けけどこかへ行っただの、むしろ猫が鳴いた瞬間に発動しただの、挙句の果てには二本足で歩いて森の方へ行っただの。
聞いたヤコブは、猫好き多いのかなと首をひねっただけだったが、もちろん幻獣に詳しいものなら別の結論を得るだろう。*]

(234) 2014/04/03(Thu) 14:40:58

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