人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


騎士 ジークムント

[向けられた琥珀の双眸は仄かな闇に煌めく星。
一定の距離を保ったままで相手を認識できるのは魔性ゆえか
それともユーリエがそれだけ輝かしい存在ということか。
どちらもだろう、と思いながら彼女の声を聴く。]


 魔物に――、吸血鬼になったのは……
 魔に通じたと教会を追われこの城に来てからだ。
 頼れる者は――、手を差し伸べてくれたのは、
 野茨公ただ一人だった。

 無理やりではない。
 けれど、人であった頃を、忘れられない。


[嫌悪しか向けられぬだろうと思っていたが
問い掛け話しをしようとする様は優しい聖女像を強める。]

(234) 2014/02/21(Fri) 23:11:12

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