[厨房へ向かったパメラがすっかり冷めた珈琲>>224を持って戻ってくる。]
そっちはもう冷めてるぞ、こっちに温かい方にすればいいのに。
[珈琲を入れた本人は呆れず、むしろそんな風に律儀な妹を慈しみ、優しい目を向ける。
やがて難しいことはわからないと嘆くパメラ>>225の髪をそっと撫でた。]
さっきは悪かったな、急に大声出したりして>>75。お兄ちゃんの方こそごめんなさい、だ。ジムゾンともかなり怒鳴りあってしまったし。
[人が減って冷静さを完全に取り戻すと、自分が何者であれ、激高した事実が恥ずかしくなってくる。妹にだけは、その後悔を引き摺りたくない一心で本音を明かしたとき、]
……えっ。
[ぽつりと呟いた内容で動揺し、目を丸くした。妹に自分の正体を知られてしまったのか?と急激に心拍数が上昇したが、慌てて否定したところを見れば、その懸念は当たっていないかもと思い直す。]