― 談話室 ―
[使えそうな箱を抱えて、村長は談話室に戻る。
机の上に無造作に投票箱を置いた。
その横には紙も用意されていた。]
……どうなるだろうかな。
[棄権する者もいるだろうか。
しかし、その場合は少数票…あるいは、たったの一票で処刑される者が決まるだけのこと。無慈悲な決定が下されるだけだろう。]
……すんなり処刑に応じてくれるわけねーだろうな。
[たった一、二票で殺されると決まったりしたならば、大暴れされるんじゃないだろうか。特にディーターとか。票数は明かさない方がいいか?等と考える。
とはいえ、何票だろうと、暴れる者は暴れるだろう。一荒れ来るか?と思うと、また気分が重くなった。**]