アルビンさん、ですね。[反芻するように名を唱え。] わたくしはフリーデルです。 見ての通り、この村のシスターです。 外の天候があの通りゆえ、お仕事に支障が出てしまうかもしれませんけれど…… できる限りの支援は致しますので、困りごとがありましたらお申しつけくださいませ。[きっと彼に合わせた明るい声で返せているはずだ。 胸元のロザリオが淡く光を放ったことに本人も気付くことなく、今一度頭を下げてから、自身の部屋へ向かうべく階段へ**]