(……そういえば、僕にもそういった恩恵はあるんですか?)
『あるのよ。貴方の願いそのものである恩恵がね。
まぁ、今はそれより、シメオンの方をちゃんと見なさい。』
[言われてからお兄さんへ顔を上げると、飛んでくる宝玉。
慌てて両手を出して受け止めた。]
あ、大丈夫です!
ありがとうございます!
魔力の消費は確かに大きかったですけど、さっき回復しましたし……
あの、僕が倒したの1体だけですし、1つはお返しします。
[自分が関わっていないディアボロスのジェムまで頂くのは、と、一つを右手に乗せてシメオンへ差し出した。]